脳卒中認定理学療法士さんを春日部笑おう会にご紹介してくださった参加者さんが、理学療法士と脳卒中認定理学療法士って何が違うの?というポイントを執筆してくださいました。
一言でいえば、脳卒中に対して十分な知識と技術を持つ理学療法士さん。
そのため、高次脳機能障害での困り事への配慮をしてくれそうですね!
先日、笑おう会に自費リハビリ施設の理学療法士さんが参加してくださいました。高次脳機能障害の自助会になぜ理学療法士さんが?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
現在高次脳機能障害だけの方でも、今後、怪我のリハビリなどを受けることもあるかもしれませんので、利用の際のポイントをご紹介いたします。
まず、今回来てくださった療法士さんは「脳卒中認定理学療法士」といって脳卒中についての高度な知識と技術を持っている理学療法士さんです。自費リハビリを探そうとする際には、この「脳卒中認定理学療法士」という言葉をキーワードに探してみてください。
高次脳機能障害をお持ちの方で麻痺などもあり、すでに通所や訪問で理学療法を受けている方もおられると思います。ただ、この脳卒中認定理学療法士の資格を持つ人は多くないため、保険のリハビリ施設では専門性を持った療法士さんに担当していただけるとは限りません。
そんな時は、普段は通所や訪問でリハビリを受けつつ、時々、脳卒中の認定を持つ理学療法士さんに歩行や装具のチェックをしていただくと安心です。
また、施設にもよりますが、通所や訪問の療法士さんと連携をとってくれる場合もありますので、自費利用の際は聞いてみると良いと思います。
障害は高次脳機能だけで身体にはないので理学療法とは無縁という方もおられると思います。そういう方でも今後、腰痛や捻挫などで病院でリハビリが必要になるかもしれません。病院でのリハビリは保険が効くのでそこで問題なく受けられる方は大丈夫ですが、高次脳機能障害のため特別な配慮が欲しい場合は病院では難しいのが現状です。そんな時には自費リハビリがおすすめです。
光や音に対応したり、家でのリハビリ方法を動画に撮って送ってくれたりと、高次脳機能障害の特性を理解した上での理学療法を受けることができます。
また、脳疲労などにも配慮してリハビリをしてくださいますので、もしも病院でのリハビリが苦痛だと感じる方がおられたら一度自費の施設でご相談してみてもよいかと思います。