前回の春日部 笑おう会にて
「人に助けを求めたくても、過去の自分と比べてしまい辛かった。助けを求められるようになるまで大変だった。その時に自分を支えてくれたものの1つは本だった。」
というエピソードをお話しくださった参加者さんに、その時に読んだ本の中から1つ、紹介していただきました↓
<今回は春日部笑おう会の参加者の方が書いてくださいました☺>
当事者の方々の多くはリハビリで何人もの療法士さんと接してこられたことと思いますが、実際に脳疾患を乗り越えて来た療法士さんに出会ったことはおありでしょうか?
この本の筆者である小林さんはプロボクサーを目指していた23歳の時に脳梗塞で倒れました。様々な後遺症を負いつつも懸命なリハビリをし社会復帰を果たしたあと、経験を武器に障害を強みにと理学療法士となりました。
そしてその強みを、当事者だったからこそわかることを書いているのがこの本です。対象が医療従事者のところもあり専門的で素人には難解なところもありますが、当事者が病院やリハビリの場、社会で感じるモヤモヤした思いを言語化した部分もあちらこちらに見られます。
想像ではなく、ある日突然「普通の身体」を奪われ、どうしたら良いかわからぬ不安の中から紆余曲折し何とか立ち上がって来た筆者だからこそ、訴えている部分がたくさんあるように感じます。
障がい受容について悩んだとき、孤独だと感じて辛いときに手に取ってみてはいかがでしょうか?